オッちゃんの年賀状

by Kazumoto on 01/2/2017
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子供の頃を思い出してみる。最後に家族そろって旅行に行ったのはいつだったろう?最後に家族そろって写真におさまったのはいつだったろう?いくら記憶をたどっても、ひと回り離れた弟も含めて旅行に行った記憶はないし、弟も写っている写真を見た記憶もない。

小学校中学年くらいから、両親と旅行に行くのはウザいとしか思えなかったし(そして両親との仲は尋常じゃなく悪かったし)、家族写真を撮る習慣はなかったし、もともと自分が写真に写るのが嫌いだったし、極力写真に写りこまないようにしていたと記憶している。旅行の記憶も写真を見た覚えも無くて当然と言えば当然だ。

だからこそ、毎年届く、とある人の年賀状は私にとっては衝撃的だった。

奥様とラブラブな写真が含まれていることも驚きだけれど(笑)息子さんを連れて旅行に行った写真、息子さんと共に悪ふざけした写真、家族そろっての写真で埋め尽くされているのである。

高校生・中学生の息子さんが両親と一緒に旅行に行くなんて!
父親と一緒に悪ふざけの写真を撮るなんて!
いい笑顔で家族写真を撮るなんて!!
マジか?ありえないだろ??

でも、どの写真も両親を気遣った作り笑いの写真ではないし、その瞬間を楽しんでいることも、家族が嘘偽りなく仲が良いことも、これでもかというほど伝わってくる実に素敵な年賀状なのである。

家族写真を使った年賀状は珍しくないけれど、毎年変わらずこれほどまでに仲が良い家族が実在するというのは_自分を振り返ってみればなおのこと_衝撃的だった。息子さんたちがうらやましくて仕方なかったし、毎年、この人から届く年賀状は楽しみになった。

何度かお会いする内に、とある人の背中はいつしか目指したい背中になっていた。
「自分の人生を心底愛している人」「何事も楽しむ姿勢を貫いていた人」「年齢の上下関わらず他人に少年のような興味を示せる人」というところも私にとってはものすごく魅力的だった。

丸っとまとめると「こういう歳の取り方をしたい」と思ったし、何より「こういう父親が欲しかった」と心から思える人だからだ。

しかし、今年はこの方からの年賀状は届かない。
今年だけではなくもうこの方から年賀状が届くことはない。

とある人というのは昨年不慮の事故で他界された靏羽康夫さん、ハンドルネーム @nijinochichi さんである。

昨年の事件以降、いつかはブログに書いておかなきゃと思っていたけれど、どうしても書く気にならなかった。書きたくなかったというのが本音だ。だけど、一番楽しみにしていた年賀状が届かない事実が、一番楽しみにしていた年賀状を送ってくれていた方がもうこの世にいないのだという事実が、クッキリ浮かび上がってきて、どうにもこうにも心が落ち着かなくなってしまった。

これはオッちゃんが「そろそろなんか書けよぉ~」と言っているのかもしれないと思えてならなくなってしまった。だから、全くまとまりがないし、新年早々暗い文章で我ながら何だかなぁと思わないでもないけれど、新年の時間をオッちゃんのために使うのも良いかもねと思ってこの駄文を書いている。

最近、とあるライフハックを考え付いた。生活にせよ、仕事にせよ、崖っぷちに追い込まれてギブアップしたくなることが大なり小なりあると思う。もうだめだ。もう負けちゃった方が楽だと思ってしまった時、人生をとことん愛して楽しんでいたオッちゃんの笑顔を思い出して、「オッちゃんならこのピンチをどう楽しみに変えるだろう?」と考えてみるというものだ。

すると、心の中でオッちゃんがニヤッと笑って「まだいけるやん」と言われているような気がするのだ。昨年は何度も心の中のオッちゃんの笑顔に助けてもらった。
オッちゃんの笑顔を間近で見たことがある人はぜひ試してみてほしい。あの屈託のない裏表のない愛すべき笑顔がきっともうひと頑張りするあなたを援護してくれるはずだから。

「勝手に使って、ダダってことはないよね?」と言われそうだけれど、きっとあの世でビールでも奢れば文句は言われないだろうと思っている。

オッちゃんと実際にお会いしたのは数回に過ぎないけれど、ひとつだけ強烈に覚えているセリフがある。まだうつ病が寛解しておらず上がったり下がったりをしているときのこと。

「かずもとさん、生きてるって素敵やね」

うん。オッちゃん、その通りだね。
生きてるって素敵だって、最近素直に思えるようになってきましたよ。

本当にありがとう。しばらくは苦しい時に勝手に頼らせてもらいますのでよろしくね!

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発刊から約5年、5刷りになりました

by Kazumoto on 09/11/2016
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早いもので拙著『「うつ」とよりそう仕事術』が発刊されてから約5年が経とうとしていますが、有難いことに増刷いただけることとなり、このたび5刷りとなりました。

今になって読み返すと、書き直したいところは多々ありますし、情報も古くなっているところがありますが、それでも今だに「読みました!」と連絡をくださる方がいらっしゃったり、ブログで取り上げてくださる方がいらっしゃったりしまして、あの時、逃げずに書かせていただいてよかったなぁとシミジミ思ったりしています。

しかし、この病気で苦しんでおられる方は今だにゼロにはなっていませんし、この病気に対する偏見や誤解なども根強く残っているように感じます。

1年ほど前ですが、この病気を発症し、休職を余儀なくされた違う部署の同僚がいましたが、この同僚に対する周りからの不信の目や意地悪い話しを耳にしたことがありました。「ああ、やっぱりこういう反応になるんだなぁ」と思うと同時に、経験者でありながら、この同僚に対し何か手を差し伸べることができない自分に忸怩たる思いをしたこともあります。

経験者であっても、容易に踏み込めるものではありません。仮に踏み込んだとしても自信を持って解決に結びつく何かを持ちあわせていない以上、もしかしたら良かれと思って起こしたアクションが、最悪の結果への後押しすることになってしまうかもしれない…と、経験者であるからこそよく分かる事があるもので、なかなかアクションにつなげることは難しいのです。

それでもまだ私は幸運なのかもしれません。直接的なアクションへはつなげられずとも、こうした本を書かせていただく機会をいただき、実際に手にとってくださる方がいらっしゃるわけで、間接的にお役に立てることがあるかもしれないからです。

どうやらまだ紙の本としても、電子書籍としても、発売は継続されるようですので、手にとって下さった方に、この本が何か少しでもお役に立てたら良いなと、心の底からそう思います。

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大容量!!ペンスタンドになるペンポーチ【DELDE】がとってもオススメ!

by Kazumoto on 03/7/2016
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今年から2拠点で仕事をすることになってしまいまして、どちらのオフィスでも(そして移動中にも)仕事ができるように、ノートPCを筆頭に仕事で使う道具類を一式ガッツリ毎日持ち歩いています。(両方のオフィスに同じものを用意しておくことができれば荷物を減らすことができる…とは思うのですが、そんな予算もないもので…)

たいていのことはノートPCとWi-Fiルーターがあればできるとは言え、どちらのオフィスでも同じように仕事ができるように、必要な文房具を持ち運んでいるのですが、これが…思っていたよりもかさばります。

流行りのペンスタンドに早変わりする筆箱がやっぱり使いやすかろうということで、コクヨのネオクリッツを使おう…と思ったのですが容量不足。ましてやフラットタイプなんて出る幕無し。仕方なく横型のずんぐりむっくりした筆箱を使っていたのですが、どうにもカバンのおさまりも良くないし、やっぱり横型だと机上で使うときにスペースを取るしなんか使いにくい…

何か良い筆箱ないかなぁと思っていたところに文具王さんがTVでネオクリッツより多くのペンが入る縦型の筆箱を紹介していまして、発売されるまでずーっと狙い続けていましたのですが、ようやくゲットすることができました!

サンスター文具の「DELDE」というペンポーチです。これ、たくさん文房具を持ち運ぶ人には本当にオススメです!

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毎日持ち運んでいるのはこれくらい。ハンコ類がかさばるのと、テープのりなんかもなかなかスペースを取ります(小さくなりましたけどねぇ)
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「ペンが35本入る大容量」は本当(手元に35本もペンがないので試せていませんが(^_^;))かなりずんぐりむっくりした決裁印含め、これだけのものを入れてもまだ余裕があります。鉛筆とかなら35本はイケると思いますぞ。

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両側のつまみを引っ張り下げるとペンスタンドになるのですが、高さが絶妙でして、小型のテープノリや、シャチハタもスムーズに取り出せます。

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ちゃんと小さいものを収納するミニポケットのようなものも内部にあるので助かります。

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ちいさくした形でもジッパーを閉められるので、ポーチとしても使用可能です。

カラバリも全12色と豊富ですし、男女問わず、いろんな使い方が考えられそうです。12色もあるとですね、無駄に全色揃えたくなりますね(笑)

ということで、ネオクリッツには入りきらない量の文房具を持ち運ぶ人には「DELDE」を激しくオススメしますよ!

ちなみに…ひらくPCバッグminiに収納するとこんな感じです!収まり良いです(≧∇≦)/

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話題の「ひらくPCバッグmini」には、こんなものも入りましたよ(≧∇≦)/

by Kazumoto on 02/20/2016
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ブログ「みたいもん」のいしたにまさきさん(@masakiishitani)さんプロデュースの「ひらくPCバッグ」シリーズにちょっと小さくなった「ひらくPCバッグmini」が新たに加わりました。めでたい。

私は、「とれるカメラバッグ」「ひらくPCバッグ」の2種類を持っていますが、それほど多くのモノを持ち運ぶことはないので、「ひらくPCバッグ」だと大きすぎだったんです。たくさん入るのは嬉しいけど、その分当然重くなりますしね。

ということで、「もうちょっと小ぶりなものがあると良いのにな」と思っていたので今回発売された「ひらくPCバッグmini」はジャストミート。かつて無いスピードで家庭内稟議を通過させ、無事ゲットしました!

すでに色んなブログで色んな角度から_使い勝手やどれくらい入るのかや、果ては力学的に分析したものまで_様々な記事が書かれていますし、Youtubeでも著名Youtuberがレビュー動画をUPされていますので、皆さん、このバッグの話しはもうちょっとお腹一杯かもしれませんね(^_^;)

それにしても…オカシナ現象ですよねぇ。冷静に考えてみてくださいよ。いくら新製品って言ったってバッグですよ?バッグ。そう、荷物を運ぶために作られた道具です。辞書を引くと、「手さげ袋や、かばんなどの、袋物」って書いてある物体です。

かつてどれだけの数のバッグがこの世で発売されてきたのか知りませんが、どんなに有名なバッグメーカーの超力作の新製品であったとしても、発売日当日に一斉に色んなブログでレビューが書かれるバッグがあったなんて話しは私は知りませんし、きっとこれまで無かったことだろうと思います。こんなにファンがいるバッグ…一体全体何なんでしょうね?

さらに言うと、たしかにIT系のイベントなんかでは参加者の大多数が「ひらくPCバッグ」を持ってきているという、とてつもなく奇妙なことが発生しますので、「いくら人気があるバッグだって言ったって、所詮、一部の中だけの話でしょ?」と穿った見方をする方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私のごく狭い観測範囲でも、電車の中で「ひらくPCバッグ」を持っている人に出会うことが本当に増えましたし、先日、新宿でとてもにカッコイイ紳士(おそらく50台半ば)がさっそうと「ひらくPCバッグ」を使っていたりしてビックリしたりということもありましたので、一部業界だけで人気があるというわけではなく、かなり幅広い層に支持されている、そういう意味でも非常に不思議なバッグなのだと思います。

他では手に入らないオリジナリティ、機能性が高いこと、しっかりした作りであること等など色んな理由を考えることはできますが…うん。やっぱり不思議ですね。これを再現しようと他のメーカーさんが考えたとしても一朝一夕に真似できるものではきっと無いでしょう。

さて、そんな不思議なバッグのニューカマー「ひらくPCバッグmini」のレビューを書こうとしていたのですが、機能面も、使い勝手も、構造的なことも、ほぼ全部出尽くしてしまっているので…私は「こんなものも入るぞ」という写真を載っけて終わりにします(笑)

Mini1

はい。犬も入ります( ー`дー´)キリッ

Mini2

1stフラップをあければ、息もできるし、様子も見られるから安心ですね!

うん。miniという名前だけど、相当入るぞ!このバッグ!!活用方法無限大!

ちなみに…

Pc1

「ひらくPCバッグ」にももちろん犬が入ります!
そして…

Torekame1

「とれるカメラバッグ」にも犬はスッポリ入ります!!
(実はこの使い方、動物病院に連れて行く時にガチでやったりするのですが、揺れが少ないからなのか、大人しくしていてくれるので重宝しています(^_^;))

ご覧のとおり、「とれるカメラバッグ」「ひらくPCバッグ」そして「ひらくPCバッグmini」には犬も収納できるのです!!(犬種によっては入らないことがあります…って一応書いておく。)

実は、miniは、縦型のバッグだと聞いたときに真っ先に頭に浮かんだのは、年配の男性が使っているヤツだったので、「え〜?縦型〜??ダサくない?」と思っていました。しかし実際に荷物(犬じゃなくいつも持っている荷物)持ってみると、「ひらくPCバッグmini」は、たすき掛けにして持っても、肩にかけて持っても、サイズ感が良いからなのか、デザインが良いからなのか_たぶんその両方なんでしょうけれど_ダサくなることはなさそうです。とても持ちやすいですしね!

個人的には人生初の縦型バッグです(たぶん…)。ガンガン使っていこうと思っています!

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小さなことに取り組み続けるコツ

by Kazumoto on 01/5/2016
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新年にあれこれ今年やりたいことを書き出したり、静かに心に刻んだりするものですが、こちらの記事にあるように、できれば一足飛びに、劇的に変化を起こしたい(起きたらいいな)とついつい思ってしまうものです。

しかし、いざ着手しようとすると、劇的どころか、目標からは程遠い、実に小さなことしかできないことに気づきます。たとえその小さな変化が_上記の記事でいうところの0.01%の変化が_大事だと思っていたとしてもあまりに小さなことしかできない自分にへこたれてしまい、しばらくすると、当初の志はどこへやら「こんなことしていてもなぁ…」と結局、挫折してしまった経験はないでしょうか?

こうした「小さなことの積み重ねが大事だ」ということは、イチロー選手なども「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」との発言をされていたりしますし、結構あちこちで目にするのですが、凡人たる私などは、ついつい、その小さなことに「大きな期待」を寄せすぎてしまうのか、その小さなことに「目標へ至る確固たる意味」を求めすぎてしまうのか、期待にも意味にも応えてくれない(ように思える)小ささに卑屈になって投げ出してしまうことがあります。

何か小さなことをもっと身軽に考えている先人がいたりしないかなぁと、だいぶ都合のよいことを考えていた時に、偶然、ダルビッシュ有選手の動画を見たのですが、これが実にピッタリな内容で驚きました。

この動画、ダルビッシュ選手の食事に対してのストイックな姿勢が以前話題になったことがあるのでご記憶の方もいらっしゃるだろうと思います。もちろんその食事に対する考え方や姿勢は「すごい」の一言なのですが、5:00あたりから始まる勉強への取り組み方、考え方がとても参考になります。

曰く、「全部一回読むだけでも、覚えられなくても絶対違う。大事なのは何かをすること。これを読むだけで昨日と今日は違う。何もしなかったら昨日と今日は同じ。何かすることで今のこのままじゃなくなるから、何かしたい」

一回読むだけでも、たとえ覚えられなくても良い。何かをしているだけで、明日は少し進歩した自分になれるはずだ。我が意を得たりとはこういうときに使う言葉なのかもしれません。思わず膝を打ちました(笑)

自意識が前に出てしまうからなのか何なのか、ついつい肩肘張って取り組んでしまうからダメなのかもしれません。そうではなく、取り急ぎ何かに取り組めたらOKなのだと、小さなことに取り組む際には(ダルビッシュ選手の真意とはきっと違うのかもしれませんが)もっと身軽に気軽に取り組んでみることが、小さなことに取り組み続けるコツなのかもしれませんね。

さて、今日は何に取り組もうかな。

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