【連載28:うつ病患者の仕事術】第4の人間関係を築いておくべし

by Kazumoto on 09/6/2011
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うつ病は社会的な認知を得てきたものの、依然として「患ったらオシマイ」だったり、「近寄りたくない病」であるという偏見を抱いている方も多いように(肌感覚として)思います。実際、私もこの病を患ってから多くの人が離れていきました。

会社組織に属して生活をしていると、社交範囲はとても限られたものとなります。家族・学友・会社(仕事上の付き合い)以外に相談できる人、愚痴をこぼせる人がいないという事態に陥りやすいものです。

今まで友だちだと信じてきた人、仕事面で信頼し、腹を割って話をしてきた先輩や上司、「お前だから買うんだよ」と営業冥利に尽きる一言を言っていただき、私を育ててくれたお客様。こういう人たちが、「どうもアイツは、うつ病になったらしい」という伝聞程度の情報で、急に連絡が途絶えがちになり、疎遠になっていくのです。この喪失感は本当にいたたまれないものがあります。監獄入ろうが、裏社会に落ちようが、コイツならずーっと友だちでいてくれると信じていた人も、この中には含まれています。

見捨てられる。弱っている時、周りから人がいなくなること。これは本当に傷つくことです。

私の悪い頭では、対処法はひとつしか思いつきませんでした。家族・学友・会社以外の人間関係を構築しておくことです。この第4の人間関係構築の鍵は「好奇心」と「興味」だと思います。

関心のあるテーマのセミナーに出ても良いでしょうし、勉強会というのも昨今ではあちこちで開催されていますから、思い切って、勇気を振り絞り、それらに参加するのもひとつです。

また、Tiwtterやfacebook、Google+などのソーシャルネットワークを使うのも手でしょう。
ポイントはうつ病の底であっても「〜したい」という小さな欲を見つけ出し、その「好奇心」と「興味」に近しい同好の士を見つける事です。ビジネスに役に立てよう、この人の裏にいるビッグな人と繋いでもらおうなどと邪なことを考えず、「お金抜き、損得抜き」の人間関係を構築することです。この意味で、所謂「人脈作り」とは若干、趣を異にすると思います。

インターネットなんてバーチャルな空間でテキストだけやりとりして、そんなことで、真の友情なんて作れっこないという人がいますが、 これは時代錯誤も甚だしいものだと私は思っています。事実、私はこのブログを通じて、Twitterを通じて、Facebookを通じて、Google+を通じて、iPhoneやiPad、Mac、ガジェット、ライフハック、哲学、そんな共通の好奇心と興味を有する友だちを作ることができました。iPhoneやMacがなかったら・・・そこに興味を持っていなかったら・・・私はまだうつの底でもがき続けていたかもしれません。

いや、むしろ、インターネットを介して、人と出会い、素のままの自分を発信し、銭金損得抜きで話をする友だちと出会うことは、リアルで出会うよりハードルも低いこともあり、とても有効な手ではないかと私は信じています。

家族に見せる顔、会社で見せる顔、友人に見せる顔、それ以外の趣味の顔や関心のあるテーマでの顔があるはずです。うつ病で何も興味が無くなったとしても、少し回復してくれば、そしてツラツラと書き出してみれば、ほんの些細なことかもしれませんが、そういった顔があることに気づくはずです。

いざというとき、家族は血のつながりが、友人は昔からのしがらみが、会社は金銭、損得の物差しが働いて、一個人を支えてくれ、励ましてくれる関係ではないことが多いのではないかと思います。何がキッカケの出会いでも構いませんが、健康であれ、うつ病であれ、素の自分でいられる、気の置けない友を作っておくようにしておくことはとても重要だと思います。

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