【応援!本レビュー】ライフログの「先」を知ることができる一冊『たった一度の人生を記録しなさいー自分を整理・再発見するライフログ入門』(五藤隆介著)

by Kazumoto on 09/25/2011
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51445tTCHkL SS500著者五藤隆介氏(@goryugo)、並びにダイヤモンド社の「伝説の編集者」市川有人氏(@yujin_ichikawa)より献本いただきました。五藤さん(以下ごりゅご氏)にとっては処女作です。おめでとうございま〜すヽ(´ー`)ノバンザーイ

9月30日発売の本を先行で読ませていただきました。光栄です。ありがとうございます!!

ごりゅご氏と言えば、主宰されているブログ「goryugo, addicted to Evernote」のタイトル通り、Evernoteの達人のひとりです。その為、「Evernoteを使ってライフログを残そうぜ!」という内容なのかと早合点していました。この浅はかな予想は良い意味で裏切られました。

この本はEvernoteに関して書かれたものではありません。

では一体何について書かれた本なのか?

ダ・ヴィンチがポケットに手帳を持っていて、なんでもかんでも、やたらにそれを書き込んでいたということは梅竿忠夫先生の『知的生産の技術』に紹介されています。梅竿先生はこの手帳を「発見の手帳」と呼んでおられましたが、これはライフログであると言えます。

ひとつ私のような凡人が理解しにくいのは、ダ・ヴィンチは何でもかんでも書き込んで、その後どうしたのだろう?ということです。発見の手帳、ユビキタス・キャプチャー、ライフログ、呼び方は何であれ、記録を付けた後、その記録はどうすれば良いのか?ログを残したその「先」が知りたいと常々思っていました。

日記、食事の記録、読書の記録、鑑賞した映画の記録、聴いた音楽の記録、会った人、話したこと、持ち物…etc、これらを記録したその先に何があるのでしょうか?何にどう生かせば良いのでしょうか?

本書は、ログを残したその「先」に触れられている希有な一冊です。

章立ては以下の通り。

  • 序章 ライフログに人生を投げ込む
  • 第1章 デジタルを活用してラクに記録する
  • 第2章 生活を記録するともっと「自分」が見えてくる!
  • 第3章 面倒にならない「仕組み」記録術
  • 第4章 情報はすべてEvernoteにまとめなさい
  • 第5章 ライフログを楽しく続けるコツ
  • 第6章 記録したものを人生に生かす
  • 他のライフログを扱った本と一線を画す理由は第6章の存在です。単に「生かす」方法ではなく、「人生」に「生かす」というのが最大のポイントです。

    一番、ハッとさせられ、心に響いたのは以下の文章です。

    自分が成長したかどうかは、他人と比べてもわかりません。
    過去の自分と比べた、自分自身の変化こそが成長です。

    自分が成長するために、成長を客観的に確認するためにログを生かすのだとごりゅご氏は述べています。

    当たり前のように思いますか?私はそうは思いません。私もそれなりに記録を残すようにしていますが、自分の人生をより良くするためにログを生かすのだとは思い至ることはできていませんでした。常にログを取り、ログを見返し、ログと格闘し、常に成長を確認するように、人生をより良くすることを考え続けていなければ、絶対に紡ぐことが出来ない言葉だと私は思います。

    航海日誌の無い船旅はありません。しかし人生という旅ではどうでしょう?

    本書を読むと、人生の航海日誌がライフログなのだと良くわかります。デジタルかアナログかが重要なのではありません。ごまかしのない、本当の自分の姿を知り、人生をより良い方向へ進める為に、ライフログを残し”続ける”ことこそが重要なのだと思います。

    客観的な記録というのはとても残酷な一面がありますから、見返して楽しいことばかりではありません。振り返って再度凹んでしまうことも多々あるはずです。それでも、積み重ねた記録は嘘偽りの無い足跡です。足跡は自分を裏切ることはないと私は思います。

    これからライフログを取ってみようと思っている方にも、既にライフログを取り続けている方にも、得るものの大きい一冊と言えるでしょう。

    ===

    おまけ

    本書の装丁もまた素敵です。よーーーく見ると、EvernoteのCEOとか、あの人とかあの人なんかも写っています(笑)是非、確認してみてください(^^)/

    ごりゅご先生に会えるイベント情報!

    10月7日に予定されている「Evernote×モレスキンで始めるライフログ入門」は既に満員御礼につき、受付が締め切られてしまっていますが、ごりゅご先生のお膝元、名古屋にて、「たった一度の普通の名古屋オフ」が10月9日に開催されるとのこと。疑問に思っていることなど、きっとごりゅご先生がガッツリ時間を取って教えてくれると思いますよ〜!

    ===

    私信:「入門編」ということはその「先」があると期待していいですよね?第6章を掘り下げて、さらなる「先」を見せてくださいね!!

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