古き暮らしの知恵に学ぶ。私版『歳中覚』作成のススメ

by Kazumoto on 05/30/2012
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Secret Ancient  Kimchi RecipeSecret Ancient Kimchi Recipe / Justin Ornellas

先日、古い本を読んでいて江戸時代の商家には『歳中覚(さいちゅうおぼえ)』と呼ばれる手引き書があったことを知りました。知れば知るほど、この手引き書は、非常に優れた「生活ハック」と言えるもので、本当に驚きました。(京都の旧家、杉本家のものがつとに有名のようです)

何が書いてあるものなのかと言うと、正月、節句、記念日といった年中行事にどの道具が必要なのか、どう室内外をしつらえるのかといった手順はもちろん、毎日の生活を営む上でのルール(それは毎日の献立まで!)が記載されているものなのだそうです。

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ご自宅で主に家事を担当されている方にとって、毎日の献立を考えるのはとても大変な作業なはずです。事実、スーパーに行くと、主婦の方たちが夕飯の献立をどうするか、ああでもないこうでもないとお話されているのを良く耳にすることからも、その大変さを窺うことができるでしょう。

江戸時代の商家でも、事情は似たようなものだったのかもしれません。(今より地域の年中行事は多かったでしょうから、より大変だったのかも)それを解決する手段のひとつが『歳中覚』だったのでしょう。いつ何を食べるかが決まっていれば、献立に頭を悩ますこともないでしょうし、無計画に贅沢をするようなこともなくなります。生活にメリハリが付き、暮らしのリズムを整える効果もあったのではないでしょうか。

盆暮れ正月は今も残っていますし、誕生日や記念日といった大切な日もあります。衣替えもあります。いつどのように準備するのかだけでも備忘録として書き付けておくことは有効でしょう。

ただ、こうしたハレの日(衣替えは違うでしょうが)のことをルール化しているご家庭は多いかも知れませんが、『歳中覚』の賢いところは、ケの日、つまり日常(普通の日)のこともルール化していたところにあるように思います。

今、スーパーに行けば沢山の食材が並べられていて、食材には「旬」というものがあることさえ忘れそうになります。365日分の献立は難しいかもしれませんが、季節ごとに旬のものを取り入れた献立を考えておく程度であれば、可能かもしれません。

毎日の献立だけではなく、何を着るか、何を食べるか、何をするか、誰と会うか、こうした日常の些細な選択の連続は、知らず知らずのうちにエネルギーを奪うモノでもあると私は思います。

モノが溢れている時代だからこそ、『歳中覚』のような暮らしのルールを作り、ハレの日はもちろん、ケの日も律する手段を講じておくことはとても賢い暮らしの知恵と言えるのではないでしょうか。

<おまけ>

食材の旬を知ることができるサイトと、アプリです。

食べ頃カレンダー 旬の果物
果物・鮮魚・野菜の旬を知ることができます。

このアプリは、料理レシピを探すこともできて面白いです!

e食材辞典 for iPad App
カテゴリ: ライフスタイル
価格: 無料

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