朝型がもてはやされているけれど、夜型には夜型の言い分があると思う

by Kazumoto on 06/23/2012
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Night note

朝型でないとダメかのような風潮があります。「朝活」なんて言葉は良い例です。また、「脳トレ」で有名な東北大学医学博士の川島隆太教授によると、人間の脳は午前中に一番よく働くそうです。川島教授の研究が元データなのかはわかりませんが、午前中が一番脳が活発に動くのだから、午前中に創造的な仕事を持ってくるのが良いなどと、多くのビジネス書には書いてあります。

過去の偉人の生活を伝記などで読んでみても、たとえばカントやゲーテなどはとても早起きで、午前中を執筆の時間に充てていたとあります。夏目漱石も未完の絶筆『明暗』を書いていたときは、毎日午前中に書いていたと書簡(大正5年8月21日付け、久米正雄と芥川龍之介に宛てた書簡)を読むと書いてあります。なるほど、早起きをし、午前中に重要な仕事を片付けるというのは、メリットが大きいのでしょう。

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偉人の生活スタイルに憧れたり、昨今の情報を信じて、「このままではあか〜ん!朝型にせねば!」とついつい思ってしまうものですが、私は、こうした時間の使い方が(例えそれが脳科学の裏付けがあるとしても)万人に当てはまるわけではないだろうし、極めて単純に「朝方が夜型より優れている」という図式で考える必要はないと考えています。

事実、あくまでも私の場合ですが、一日の中で、調子が良かった時間帯、悪かった時間帯、気分の浮き沈みも含めて、いろいろなログを取ってみると、どうも午前中にはなかなかエンジンがかからないということがわかりました。午後はまぁそれなりに動けるのですが、一番エンジンがかかるのは「深夜(11時〜4時頃まで)」なのです。これは個々人の生理や、体質が、かなりの割合で関与してくることなのではないかと思っています。

では、夜型生活のメリットをいくつか上げてみます。

  • 外が静か(家内も愛犬も寝てるから自宅も静か)
  • 絶対に邪魔が入らない(電話とか鳴らないし、来客もない!)
  • 時間がガッポリ確保できる(私の場合5時間は確保できる!)
  • 外が暗いしお店もやってないので外出という逃避の誘惑が少ない
  • 朝●時に起きねば!というプレッシャーがない 
  • 仕事したらあとは寝るだけの方が、リラックスできるように思う
  • 寝る直前に勉強したことは記憶に定着しやすいといわれている 
  • 日のあるうちに働き、日が沈んだら寝るという社会システムは、きっとずっとずっと昔から(農耕が始まった頃から?)のシステムでしょう。どういうわけか、依然として、そのシステムは踏襲されているので、日中はシッカリ覚醒して働くべきだということになってしまっていますが、どうしても、日中は活動できない体質の人は、「デキナイヤツ」とレッテルを貼られてしまいかねないのではないかと危惧します。

    ちょっと考えてみていただきたいのですが、集中を要する仕事(執筆とか?)や、アイデアを捻り出すようなタイプの仕事(企画書を作るとか?)に取って、急な中断は命取りです。日中の勤務時間が8時間だったとして、8時間ずっと集中状態や考え事を横槍が入ること無く続けられるなんて・・・会社勤めをしていたら絶対不可能な話です。「ちょっとイイかな?」なんて四六時中話しかけられる状況では、どうしたってそちらにフォーカスを合わせないわけにはいかないでしょう?人間はそんなに器用にできていないと私は思います。

    ところが、これが深夜であれば、絶対に邪魔が入らない静かな環境と、たっぷりと時間がある状態が確保できるのです。この時間、頭はリラックスし、自由にのびのびと働くことができるのではないでしょうか?

    「どう頑張っても朝型に変更できない!」と悩んでいる方の声もチラホラ耳にしますが、人にはそれぞれ向き不向きというものがやっぱりあるんだろうと思います。もしかしたら、午前中は作業系、午後は深夜作ったもののまとめ系、深夜に一番創造的な力を要する仕事をするという仕事の割り振りが、体質に合っているなんてこともあるかもしれません。数ヶ月ログを取ってみて、本当に「絶好調!」という時間帯はどこかを見極めてみてはいかがでしょうか?

    概日リズム(サーカディアンリズム≒体内時計)というものでも朝型タイプが推奨されていますが、調べてみると分類として「夜型タイプ」の人がいることは明記されています(6/25/2012追記:フクロウ型と呼ばれているようです)。特徴は下記のとおり。どちらが向いているのか、体温もチェックしておいた方が良さそうですね。

  • 朝は食欲がない
  • 午前中体温が低いので眠いことが多い
  • 夜のほうがすっきりして、仕事がはかどる
  • 夜11時体温が1番高くなります
  • 場所を変えることで生産性を上げるワークスタイルがあるのであれば、働く時間帯を変えて生産性を上げるワークスタイルがあったっていいじゃないかと思ったりもします(笑)タイムシフトワークとでも言うのかな?

    どうも日中ぼやーっとしている者からすると、何とか真夜中派にも生きる道を残しておいて欲しいなぁと思うわけです。

    ちなみに、Science Magazine の「Good News for Night Owls」という記事は、何かと分が悪い夜型体質の人に吉報(?)というか、ジャストミートの記事です(笑)

    <おまけ>

    ポイントはいつ寝るかということですが・・・出勤時間が決まっていると、それまでに3時間は確保したいところです。また、帰宅後4時間は寝るようにして、一般的に良いとされている7時間睡眠を2分割にするというのも使えるテクニックかもしれません。

    日中、眠くなったら眠れれば良いのですが・・・営業職の人でしたら電車移動の時間で眠るなんてテクニックも混ぜてみると良いかも知れませんね。内勤の方は・・・お昼にPower Napを取ったり、トイレに立てこもるくらいしかないですかねぇ(^^;)

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