相手を尊重することの大切さを、ラーメン店の店主さんに学んだ。

by Kazumoto on 09/13/2012
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ラーメン不毛地帯と言っても良いくらい、我が家の近所にはラーメン屋さんがありませんでした。が、先日、徒歩5分圏内にラーメン屋さんがオープンしている(見た目はヒジョーに怪しい)のを発見したので、行ってみることにしました。

意外と言ってしまっては失礼ですが、これがとっても美味しく、ようやくラーメンを食べにわざわざ電車に乗らねばならないというメンドクサイことをせずに済むと狂喜しています。こんなふうに書いていくと、本ブログ初のグルメログにトライするのかと期待された方もいる(え?いない?)かもしれませんが、そうではなく、このお店でハッとしたことがあったのです。

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美味しいお店というのはあっちこっちにありますが、私としては味だけではなく、お店の雰囲気やサービスの良し悪しなども、何度も足を運ぶお店になるかどうかを左右する重要なポイントだと思っています。どれだけ料理が美味しくても、客あしらいが下手だったりすると、あまり「また行こう」とはなりません。別にコジャレた内装のお店じゃなきゃ嫌だとかそういうことでもありません。

で、件のラーメン屋さんです。店主さんとアルバイトの方の2名で回しているとっても小さなお店なんですが、お客さんに対する物腰が柔らかくて、言葉遣いも丁寧だったんですね。

店主さんはお店を開くくらいですから、きっとどこかで修行をされてきたのでしょう。修行中に身についたことと思えなくもないのですが、アルバイトの方も同じように接客している様子にちょっと驚きました。客商売の基本と言ってしまえばそれまでですが、決してマニュアルどおりにやっているような感じは無く、アルバイトの方も、その物腰柔らかで丁寧な接客を、極々自然体にやられているようでした。

どうやって指導しているのかなぁと思いつつ、ウマウマと食べていたのですが、だんだん混雑してきて、ちょっとアルバイトの方のキャパを超えたように感じた時、店主さんが出した指示に秘密がありました。

こういうバタバタしてきた時というのは、「アレやってからコレ!」と厳しい命令口調で矢継ぎ早に指示を出すのが普通だと思います。しかし、この店主さんは「まずオーダーをお聞きしてください。次に○○の準備をしてください。それが終わったところで一旦声をかけてください。」と丁寧語で非常にわかりやすい指示を出されていたのです。

余談ですが、お客の前で他の店員さんを叱っていたり、声高に注意するのを見せられると、私はゲンナリして席を立ってしまいたくなります。あれは、「裏でやってくれませんかね?」と言って良いものなのかどうか、いつも悩むのですが、どうなんでしょうね?

さて、驚いたので思わず「随分丁寧な指示出しですねぇ」と話しかけてしまったところ、事も無げに「彼は一緒にお店を支えてくれている仲間ですからね!」との言葉。店主とアルバイトという上下の関係ではないからこそ言える一言だと感じました。きっとアルバイトの方の心中に「偉そうに!」とか「この忙しいのにそんなにいっぺんにできるか!」とか、そういう感情は一切無かっただろうと思います。

雇っている人と雇われている人、上司と部下といった上下関係や、営業さんと事務仕事をなされている方の、どちらがより秀でているか、会社の役に立っているかといったいがみ合った関係の形になると、ついつい優位な者は下位な者に対して、一方はもう一方に対して、高圧的な物言いをしてしまいがちなものではないかと思います。事実、酒の席を考えてみると、「あんな言い方をされなきゃいけないのか!!」等と怒っている人を見かけたことありませんか?

高圧的な物言いをする人に、好意を抱き、同じ目標に対し協力しようと思える聖人君子はおいそれといるものではないでしょう。これは、部や課といったチーム単位で働く歳、マイナスに作用してしまいかねません。

もちろん叱責されたことをキッカケに奮起するというタイプの人もいるとは思いますが、理不尽に感じる叱責を奮起のキッカケにするということは、「いずれ相手を叩き潰してやる!」というネジ曲がったヤル気になってしまうこともあるかもしれません。このヤル気の結果、数字は上がるかもしれませんが、その先にハッピーエンドが待っているとは、私にはちょっと思えません。

感情の赴くまま、相手を罵り貶めるのは簡単ですが、相手を尊重するというのは難しいことです。が、このラーメン店の店主さんの言葉遣いに込められた心がけと工夫は、相手の気持ちを汲みつつ、お客さんにも不快な思いをさせることもない、非常に優れたものではないかと思います。

相手を尊重し、ほんの少し言葉遣いを変えるだけで、相手に嫌な感情を抱かせることなく、気持よく働く環境・関係というのは構築できるものなのかもしれません。チームがいまいち上手く機能していないと思われているようであれば、日頃の言葉遣いはどうだったか、相手に嫌な思いをさせてしまってはいないかということをチェックしてみる価値は十分にあると思います。

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