他人と比べない楽しみを持っていることは大事だと思う
by Kazumoto on 02/8/2015何か趣味でも始めようとしたとき、それはどうやったらできるのか情報を集めることからスタートすることがほとんどだと思います。
例えばアイロンをかけるのが初めてだったとして、どういうアイロンが良いのか?アイロン台はどんなのが良いんだろう?他に必要な物は?Yシャツだったらどこからかけていくのが良いんだろう?もっと楽に綺麗にかけるテクニックはないのかな?といったことを、ちょいちょいとネットや書籍で調べるんじゃないかと思います。
しかし、調べれば調べるほど、そのジャンルにはオーソリティというかタレントのような人々がいることがわかることでしょう。ブームを作り出している最先端を突っ走っている人、関連グッズに精通した人、とても真似することができないなぁと思えてしまうくらい、ものすごくオシャレにやっている人などなどです。
こういう人たちに追いつこう、こういう人たちを目標にしてみようというのは決して悪いことではないと思いますが、
あの人がオススメしているグッズだからこれを使わなきゃ!とか
これが最新のやり方みたいだからこうしなきゃダメだ!とか
そんなことになっているようなら何か変だと私は思います。
こうなってしまうと、最初は心から楽しんで始めたことだったはずなのに、いつの間にかそのクラスタ内のタレントさんみたいな人のように目立つことだったり、影響力を持つ事だったり、お金儲けをすることだったりするために行うという、どこか歪なことになってしまいかねません。ちょっと考えてみてください。最初からその楽しい趣味で名を上げようとか、この趣味で稼ごうだなんて思っていましたか?
初手から情報をかき集めて、先駆者の真似をする、先駆者の言うとおりにする以外の方法を取ってみたって良いんじゃないでしょうか?
何事も効率的に行い、最短ルートを駆け上がり、名を上げて、お金をワンサカ稼いで、他人から羨ましがられることが是であり、そこを目指すべきだとされているような風潮ですが、誰かと比べること無く、誰かの真似をすることなく、いつの間にか見えない誰かと競争みたいなことになることを避け、じっくり時間をかけて、自分の力だけで試行錯誤し、超自己満足で楽しめるものがあったっていいじゃないですか。
何事も道はひとつだけではないはずです。他人の意見に振り回されて疲弊してしまうことが多い昨今、こうした「他人と比べない楽しみ」を持っていることは、案外大事なことなんじゃないかと思います。それは自分をメンテナンスすることにも繋がると思うのです。
自分だけの楽しみ、何か持っていますか?

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