Todoリストをやりきってはいけない

by kazumoto on 08/3/2010
はてなブックマーク - Todoリストをやりきってはいけない

Todoリストをやりきったらさぞかし達成感を味わえるだろうと普通は思うものだと思います。また「このリストがゼロになったらどれだけ幸せだろう」と思う人もいると思います。

しかし、私がうつから復職して最初に戸惑ったのは、自分のTodoリストの項目のあまりの少なさについてでした。今思えば幸いなことに自分が考えていたよりも上手く仕事に対応できた為、当初目論んでいた仕事量では就業時間が余ってしまうことになったのです。

Todoリストを作り始めると、どんどん書き込んでしまって、膨大なリストを抱えている人がきっと多いと思います。これはこれで心理的に圧迫を感じることだと思うのですが、何故か、Todoリストが少なすぎても不安になるものです。なんというか「怠け病」じゃないかと思うというか、何もやることが無いことに「負い目」を感じるというか・・・そんな心理です。
この負い目を感じるような心理はうつから復職した際には要注意です。ただでさえ休職したことを申し訳なく思っているし、何とか挽回したい、頑張りたいと思っているのに、自分だけ暇だというのは、何ともいたたまれなくなってくるのです。そして一度負い目を感じてしまうと、

Todoリストが空

仕事を任せてもらえない
仕事ができる状態ではないのではないか
皆に申し訳ない
やっぱり駄目だ

という感じで自分からうつのループに入り込み始めてしまうのです。多くの仕事術本では沢山あるTodoリストをいかに効率よく処理していくかということに焦点が当てられていますが、リストが少ないことに言及した書籍を私は読んだことがありません。しかしTodoリストが少ないという問題も厳然としてあると思います。

本来は、リストが少なければ、余裕があるわけで、突発的に発生する仕事も着手できることを意味します。そうすると、必要以上にタスクを溜めこまずに済み、「余裕があるから、仕事が溜まらない」という好循環のサイクルに入っていくはずなのです。しかし復職してすぐに「余裕がある」とそれは悪循環の入り口に変貌してしまい勝ちです。

「仕事が暇で辛い」

なんと贅沢なことを!とお叱りをいただくかもしれませんが、これが偽らざる実感です。ですからうつから復職を果たした後しばらくの間は「余裕があるようでない」というギリギリのバランスを保つことが重要です。余裕が無さ過ぎると、それはそれでバーンアウトに向けてまっしぐらということになってしまいます。でも余裕がありすぎてもいけないわけです。難しいですね。

この絶妙なバランスを維持するために私が使ったハックは、Todoリストが残り5個を切る前に、「仕事を探す」というTodoを加えておくということでした。同僚に手伝えることは無いかと聞いても良いでしょうし、みんなの役に立つでしょうから、会社のファイリングを整理してみて、Todoリストを増やすなんてのも良いでしょう。手元には常に5個のTodoを残しておいて全部使い切らないこと。うつから復職した際には注意しておくべきマインドハックではないかと私は思います。

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