セミナー補足-GTD「収集」の”裏技”公開します

by Kazumoto on 10/30/2010
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先ほど佐々木正悟さんの新著『ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法』出版記念イベント「「ライフハック心理学」@東京ライフハック研究会」に参加してきました。主にGTDの収集部分についてのコツをお伝えしましたのですが、改めて私がお話させていただいた内容を、ブログの方にもまとめておきたいと思います。

裏技其の壱:検閲を潜り抜ける記述法

「会社のPCのデスクトップに溢れるアイコンを整理しないとなぁ」

収集を行っているときに、こういう項目が出てきたとしましょう。手元の紙にどうやって書き付けていらっしゃいますか?10人中9人までが、

「・デスクトップのアイコンの整理」

このように箇条書きに書かれると思います。GTDの原典でも「個別に書いた方が効率が良い」(P119)と書かれていますから、箇条書きでリストアップしていくのは正しいやり方に思えます。

しかし、私は「箇条書きでは”全て”を収集はできない」と思っています。理由は以下の4つ。

1.箇条書きでは筆が止まりやすい
2.
連想が働かないので、一度止まった筆を再び動かすのが難しい
3.
箇条書きに変換している間に思考が止まる
4.
綺麗に書こうとか余計なことを考えやすい

マインドマップの開発者であるトニーブザン氏は、その著書『ザ・マインドマップ』の中で、箇条書きでは連想が働かないからいけないという趣旨のことを書いていらっしゃいますが、考え方はこれと同じです。私たちの思考をそのまま紙に落とすなら、「会社のPCのデスクトップに溢れるアイコンを整理しないとなぁ」と思ったら、「会社のPCのデスクトップに溢れるアイコンを整理しないとなぁ」と書くのが自然だと私は考えています。

もちろん、マインドマップを使っても良いのですが、私はブランチを書いていたり、絵を描いていたり、色を選んでいる間に、ペンのキャップを外している間に、せっかく頭に浮かんだ、気になった事柄の幾つかを書き漏らす時間を与えてしまうと思うので、頭に浮かんだそのままをその通りに書き付けていくのが、一番良い収集の方法だと思っています。リスト化するのは、次のステップである「処理」で行えば良いのです。処理の項目は確かに増えますが、集め損ねるよりよっぽどマシです。思いつくままどんどん書き出すことをオススメします。

フロイトが言うところの「心の検閲」を突破するには、スピードと勢いが必要不可欠だと私は思っています。「検閲」が機能する前に、深い記憶を引きずり出せる機会が増える方法は思いついた通りに書き続ける方法ではないかと思っています。

以下の写真は私のモレスキンのページです。こんな感じにびっしり書き殴っていきます。
★とてもお見せできる内容ではないため、モザイク処理しています。あしからずご了承下さい。

Gtd

裏技其の弐:スッキリ感を得るためのイメージ記述法

次の裏技は、自分なりの収集がまだ確立していない人に特にオススメの方法です。GTDは仕事術ですから、収集のターゲットは意識せずとも、仕事の事柄になりやすいと思います。それはそれで良いのですが、このままだと原典にある「スッキリ感」は得にくいと思っています。理由はひとつ。気になるコトというのは仕事の事柄だけではないからです。

では、どうやって収集をしていくのが良いのでしょうか?私なりに試行錯誤した結果、イメージ記述法(私が勝手に命名)をオススメします。まず、今朝、目が覚めた時を出来るだけ正確に思い出してみて下さい。

「う〜ん(起床)、目覚ましを止める。目覚まし時計の時間は、ずれていませんか?枕カバーは汚れてませんか?シーツはどうでしょう?掛け布団カバーは?カーテンを開けたとしましょう。カーテンは気持ちの良いお気に入りの柄ですか?変えたいとか思ってませんか?レースのカーテンはどうでしょう?気持ちの良い白さですか?お手洗いに行ったとしましょう。そう言えばトイレ掃除って1週間前にしたっきりだったりしませんか?トイレの隅に埃が溜まってませんか?トイレットペーパーの予備はまだありましたっけ?トイレ掃除の道具は全部有りますか?・・・延々・・・」

1日をよ〜く、頭の中で再現して、目についたもの全てに気になっている項目がないかどうか確認していき、気になることがあれば、それを書き付けていくのです。これだけで1日分溜まると多い日で600個くらいはすぐに行きます。

こんな感じで、朝起きてから寝るまでに、本当は気になっているけど、「気になっていない気」になっていた事柄をあぶり出していくことを繰り返すと、収集するのが苦ではなくなります。1日で気になるコトを全て書き出せば、それだけで「スッキリ感」を得る確率も上がります。何しろ生活全般をつぶさに確認しているわけですからね。

もちろん気になるコトは目につくものだけとは限りません。たまたま今日は預金通帳を見なかったかもしれませんが、預金はどうなっているか、次の車の点検日はいつだったか、車のラゲッジに入れっぱなしにしてある道具って何があったっけ?など、身の回りをよ〜くイメージしてみると、今日一日は目につかなかったけれど、気になっているものというのもあると思います。ですから、最初は出来るだけ、毎日、イメージ記述法を行う時間を確保し、実行されることをオススメします。目安は2週間くらいでしょうか?1日に必要な時間は、最初の1日だけ2時間くらい取ると良いと思いますが、以降は差分処理になりますので、30分くらいで大丈夫だと思います。

いかがでしょうか?気になるコトを集めると気軽にGTDでは言ってくれていますが、心理学的にも体力的にもコレはなかなか一筋縄ではいかないものです。「どうもうまくいった気がしない」という方は、是非一度試してみて下さい(^^)/

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