考えるべきはワークライフバランスではなくて、クオリティ・オブ・ライフだと思う

by Kazumoto on 01/24/2011
はてなブックマーク - 考えるべきはワークライフバランスではなくて、クオリティ・オブ・ライフだと思う

IMG_0054-01.jpg「ワークライフバランス」という言葉があります。何かと話題に上る言葉ですが、私はこの言葉を知ったときから、ずーっと奇妙な違和感というか、何か変な言葉だなぁと思い続けています。

バランスという言葉は直訳すれば「均衡」ということになるのでしょうが、この言葉から私は「上皿天秤」を想像します。どちらが重いか比べる感じがするとともに、二つは比較対象物であり、相容れないものというイメージを私は持ちます。

しかし、ワークとライフは相容れないものなのでしょうか?そもそも比較するような、対立しているようなものなのでしょうか?

ワークライフバランスについてはいろいろな書籍が出ていますし、いろんな解釈があるようですが、どうもワークは嫌々というか、平たく言えば悪者扱いされているように感じます。しかし、ワークとライフは、どちらに比重を置くべきだというような捕らえ方ではなくて、「ライフの一部にワークがある」という意識でいる方がニュートラルではないかと私は思っています。

ワークの時間を短縮して、プライベートの時間を長くすればバランスが取れるなんて単純なものでもないでしょうし、一年の内、死ぬほどワークする時期と、全くワークをしない時期を作ればメリハリがついてバランスが取れるなんてものでもないと思うのです。当然、ワークがライフを乗っ取ってしまうような、時間の使い方も無いではないでしょうが、あんまり健康的でもなさそうですよね。

家庭と仕事のバランスというのも良く耳にしますが、これも別に衝突を起こすものではないだろうにといつも不思議に思います。プライオリティを付けるような話ではないと思うのです。どちらも大切。それが当たり前じゃないでしょうか?うつ病を煩って、ライフもワークも、そもそも普通の生活がままならなくなったことを体験しているので、今では私の生活を構成する普通のこと全てが大切で愛おしいものだと感じています。仕事も家庭も友達も全部です。

バランスを取る。耳障りの良い、便利に使える言葉ですが、どうもこの言葉自体がバランスが良くないように感じてしまいます。

仕事であれ、プライベートであれ、バランスなんて二者択一的な矮小な視点ではなくて、「クオリティ・オブ・ライフ」という大きな視点で考えてみたらどうかなと思います。

ワークの側面ばかりを何とかしようとするのではなくて、人生全体の質を上げるためにはどうしたらよいかという視点で考えると、意外と「自分の人生悪くないなぁ」なんて、思い直す切っ掛けになるのではないでしょうか?

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

Facebook Comments

No comments yet.

Write a comment:

You have to log in to write a comment.

Get Adobe Flash player