【連載3:うつ病患者の仕事術】半径50cmの不安を整理する

by Kazumoto on 04/26/2011
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気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』という本によれば、平均的なビジネスマンは、探し物をするためだけに、1年間で約150時間を費やしているそうです。真偽のほどは定かではありませんが、職場を観察する限り本当のような気がします。

うつ病を患いつつ仕事をする上で、落ち込みを誘発する可能性のある要因は小さいものでもバカにせず対処しておくに超したことはありません。

特に復職してすぐの段階で、ペンがインク切れで書けない、ホチキスの針がどこにあるかわからない、書類をどこにしまったかわからない等の事態が発生すると軽いパニックになります。普通の人には何でもない、ほんの些細なミスが自信を喪失させ、落ち込みへとつながります。

幸いにも、この程度の小さな躓きは、整理整頓することで回避することができます。会社全体のことではありません。「あぁ、その書類なら課長の後ろのラテラルキャビネットの1番上の段の右端に入っているよ」と、空で言えるくらい会社全体を整理整頓して記憶すべきだなどと言っているのではありません。

手が届く範囲、半径50cmが対象です。この範囲内の道具と書類だけは全て目をつむってでも取り出せる状態を保つよう整理しておくのです。時間の節約や効率化が目的ではなく、手元の道具を使いたいときに、すぐに、考えずに使えるだけで、書類がすぐに見つけられるだけで、心に余裕とゆとりが生まれるから整理をするのです。

整理術を扱った本は沢山ありますが、不思議と「何が必要かをハッキリさせるように」と書いてある本に私は出会ったことがありません。

何が必要かをハッキリさせないままでは、引き出しの中に突っ込んで、とりあえず整理した気になってしまいがちです。闇雲に移動させて、目に付かなくなるだけでは、余計に見つけにくくなってしまいます。

道具だけでなく、書類にも同じことが当てはまります。自分で作ることがある書類、自分のところを通る書類はこれだけだと断言できますか?

見積書、仕様書、注文書、契約書、契約請け書、納品書、納品請け書、請求書、稟議書、依頼書、申請書などなど、仕事には様々な書類と伝票は必ずついて回ります。取っておくべき書類、誰かに渡すべき社内書類、ファイリングすべき伝票をハッキリさせてから、収納場所を考えることが大切です。

まず必要なもの全てを書き出して、使用頻度と使う動作を考えて収納場所を決めていって初めて、あるべき場所に必要なものがあるという環境を作ることができます。

残念ながら、書類が積み上げられた、カオスに充ち満ちたデスクはうつ病患者には不安の種にしかなりません。半径50cmに潜む不安は、早めに片付けてしまいましょう。
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★ワンポイント

半径50cmより外に置かれる、共用の道具や、共用の書類というものがあります。これらの位置管理には「オフィスレイアウト図面」を使うのが最適です。レイアウト図面に「断裁機」とか「カタログ」などと書いて簡易の地図を作っておくわけです。そのまま新入社員の研修資料にも早変わりし、便利ですよ(^^)/

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